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LIVE盤

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The Complete 1961 Village Vanguard Recordings

[ CD ]
The Complete 1961 Village Vanguard Recordings

・John Coltrane
【Teldec】
発売日: 1997-09-23
参考価格: 5,171 円(税込)
販売価格: 4,359 円(税込)
The Complete 1961 Village Vanguard Recordings
- 収録曲 -
1. India [#]
2. Chasin' the Trane
3. Impressions
4. Spiritual
5. Miles' Mode
6. Naima
カスタマー平均評価:  5
必須のコレクション
かなりの部分をLPでも所有しているが、重複があってもこのCDを買って良かったと思っている。全曲をとおして聴いてあらためてコルトレーンとドルフィーの凄さを思い知ったからである。トレーンがあくまでメインでありながら、ドルフィーに触発されている様が手に取るようでスリリングだ。それに、中身もさることながら、ボックス・ケース・ブックレットのデザインも非常に秀逸。必須のコレクションだ。
やっぱドルフィーすげえ
既に古典となった感のあるコルトレーンの「ヴレッジヴァンガード」の完全版です。
旧盤から主に補完されているのは、当時の競演者で若き天才エリック・ドルフィーの火の出るようなプレイです。
正直こんなにカットされてたんだと思うと、若干の憤りも(笑)。
ライヴ中にガンガンドルフィーの影響を受けていくトレーンの貪欲さが、ドキュメントされている点も、旧盤にはないききもの。
晩年は、必死でアルバート・アイラーをコピーしていたというし、トレーンって孤高のイメージがありますけど、
新しい音楽を常に取り入れようと努力していたように思います。
ちなみにこのライヴでは、ウードの導入など後のトレーンの定番、中近東風味が登場してきます。
Eric Dolphyが素晴らしい!
世評の高い1961年ColtraneのVanguardのライブ音源の集大成盤である。ここに収められた演奏のテンションは強烈であり,リーダー以下メンバーも完璧に近い演奏を展開している。これぞ熱いジャズの典型であるが,本盤で最も注目に値するのはEric Dolphyの演奏である。従来盤ではソロをカットされるという憂き目にあったDolphyの演奏が完全に収められていることが誠に喜ばしい限りであり,ここでのDolphyのソロの魅力はColtraneを凌駕していると言っても過言ではない出来を示している。録音も生々しく,目の前でTraneとDolphyが動き回るようである。素晴らしい。Traneのファンは勿論,Dolphyのファンこそが座右に置きたい圧倒的名ライブ作。
僕の一番好きなCD
1961年ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音。コルトレーンのCDは正規盤はすべて持っていますが、僕としてはこれが演奏、ムードその他すべてにおいて一番好きです。4日間の出演のコンプリート盤なので何曲かダブっている曲もありますが、それぞれアプローチが違い、十二分に楽しめます。そしてココにはエリック・ドルフィーが参加しており、コルトレーンも、他のメンバーも最高にいいムードで、もうこんな演奏は不可能と想われます。もっとドルフィーとコルトレーンが組んでいたらこの後どんなすばらしい演奏が記録されたのだろう?という想いが聴くたびにこみ上げます。

Alone Together

[ CD ]
Alone Together

・Jim Hall / Ron Carter
【Ojc】
発売日: 1991-07-01
参考価格: 1,127 円(税込)
販売価格: 1,522 円(税込)
Alone Together
- 収録曲 -
1. St. Thomas
2. Alone Together
3. Receipt, Please
4. I'll Remember Ap...
5. Softly, As in a ...
6. Whose Blues?
7. Prelude to a Kiss
8. Autumn Leaves
カスタマー平均評価:  4.5
初心者は出直しておいで
ギターとベースって、地味・・・。 悪くはないけれどシンプルすぎる。 初心者としては、どちらも弦楽器なので、スタンダードの曲をどちらがどのメロディーを奏でるかとか、聴いてみるもの楽しかったです! また、同じような演奏だとすぐに飽きちゃうのですが、そこはやはり一流のミュージシャンなので、お互いの掛け合いが面白くて聴き入ります。 それでも・・・正直言うと、私には地味すぎて、まだまだ魅力を感じるところまで来ていません。 修行中のアルバムです。
ロン・カーターにふさわしくないフォーマット
 ロン・カーターが一番真価を発揮するのは、トリオ編成での迫力のある4ビート・ウォーキングだろう。 他にもいろいろ持ち味はあるが、本作のような、ギターとのデュオは、あまり彼の魅力を引き出しているとは言えないと思う。  彼は、スコット・ラファロやエディ・ゴメスとは明らかにタイプが違うベーシストだ。 本作の3年前の吹き込みとなる、実質的な初リーダー作「アップタウン・カンヴァセーション」と比べると、野心のかけらも無く、妙におじさん臭くなってしまった音楽だ。  プレイボーイ・クラブの座席に実際に座っていて、アルコールを飲み、彼女と談笑しながら聞く分には楽しいかもしれないが、オーディオ装置の前で、一人ポツネンと聞いていても、なんだかつまらない。  ロンのベースにはドラムスが必要だ!  なお、OCJ音源を利用した今回の「JAZZ THE BEST超限定¥1100」シリーズは、原則として、既発盤にあった日本語解説やオリジナル・ライナーの日本語訳などは一切省かれており、海外のOCJ版ジャケットに印刷されていた簡易な解説文とその日本語訳のみが添えられている。  したがって、¥1100という価格設定は魅力的ではあるものの、もし輸入盤がそれより低価格で購入できるなら、比較級で本シリーズの日本盤を購入するメリットはほとんどないと判断する。  本作のマスタリングは1990年。
デュオの最高傑作,
ジャズのデュオというと、ピアノとギター(ビル・エヴァンスとジム・ホール)の「アンダーカレント」やピアノとサックス(ケニー・バロンとスタン・ゲッツ)の「ピープル・タイム」などが傑作だ。異なった楽器の組み合わせが普通だが、このアルバムのようにギターとベースという弦楽器同士のデュオは珍しい。出来は最高。弦楽器同士のインタプレイのすごさに驚かされる。当時としては画期的な試みだったのだろう。もちろんアルバムの成功は、ジム・ホールとロン・カーターという超実力派あっての事だ。選曲も有名な表題曲以外に「朝日のようにさわやかに」「枯葉」「セント・トーマス」など名曲ばかりなのが嬉しい。1972年と古い録音、しかも条件の悪いライヴだが、ジム・ホールの透明感溢れるギターとロン・カーターのベースの低音もよく再現されている。1970年代を代表する名盤である。(松本敏之)
メセニー、アバークロンビー、ジョンスコ、フリゼールの原点
とても35年前の演奏とは思えないアルバムだ。今、聴いても実に新鮮でイササカの古さも感じさせない。ジムの斬新なコードヴォイシング、オリジナリティー溢れるアドリブライン、そして多彩なテクニック。ロンとのインタープレイのクォリティーの高さ。掛け値なしにジムのベストアルバムだろう。ジムの演奏をアナライズすれば分かるはず。このアルバムが無かったならば、現在のパットメセニー、アバークロンビー、ジョンスコ、ビルフリゼールは存在していないかもしれない。
渋いデュオ
 地味と言えば地味だ。例の如くモコモコとした音色のジム・ホールのギターに、これもまた緩い感じのロン・カーターのベースが絡む。1990年、ニューヨーク「プレイボーイ・クラブ」でのライヴ。
 ジム・ホールに慣れ親しんだ人なら文句なく楽しめる。ロンのベースは、好みが分かれるところか。もっと重みが欲しいような気もするが、持ち味は出ている。
 スタンダード曲が並び、渋めのアルバムに華やかさを加えている。夜遅くでも聴けるし、暑い夏の午後に流しても邪魔にはならなかった。

Smokin

[ CD ]
Smokin' in the Pit

・Steps Ahead
【NYC】
発売日: 1999-08-10
参考価格: 2,444 円(税込)
販売価格: 2,701 円(税込)
Smokin' in the Pit
- 収録曲 -
1. Tee Bag
2. Uncle Bob
3. Fawlty Tenors
4. Lover Man
5. Fawlty Tenors (A...
6. Song To Seth
7. Momento (New Add...
カスタマー平均評価:  5
1980年代フュージョン・ライヴの最高傑作
元々のアルバムのリリースは1981年2月、CD化は1999年8月10日、その後の本作では未発表テイクも加わり最も魅力的な内容になった。すばらしい面子が最も元気だった頃のライヴで、1980年代フュージョン・ライヴの最高傑作はこのアルバムだと思う。 全てのメンバーはそれぞれに素晴らしく実力を遺憾なく発揮しているのだが、やはりマイケル・ブレッカーに尽きる。最も好きなのが『Not Ethiopia』と『Saras Touch』。リリース時はLPの第4面で繋がっていたこの2曲のブレッカーが最高である。ノリノリでブローする『Not Ethiopia』と叙情性に満ちた『Saras Touch』。こんな演奏はブレッカー以外誰もできなかった。 生涯に1,000を超えるアルバムに参加したブレッカー。その中でも三指に入る快演だと思う。
買うならこのリマスター&増補盤!!
マイク・マイニエリのレーベルから発売のリマスター&ボーナス・トラック収録の充実盤。寒かったPIT INNでのライヴのシーンが蘇ってきました。フュージョン・ブーム末期にこんなストレート・アヘッドな演奏をされて唖然、言葉を失いました。アナログ盤も聴きまくり、最近はあまり見かけなくなった厚手の2枚組プラケース仕様のCDも愛聴していましたが、こちらを入手してからは、すっかりトリコになりました。同じ『ノット・エチオピア』もガッドの集中力次第で正規テイクと別テイクではこんなにも違うのかと驚き。メジャー・レーベル盤ではないので、買えるうちにGETしておきましょう。当時、カセットのみに収録されていた曲が未収なのが残念。買い直しの方も未聴の方も急げ!!
エポック・メイキングとしてのデビュー作
Fusionにカテゴライズされるスタジオ系ミュージションたちが、ユニットを組んでJazzに取り組んだ話題作。
発売当時、タモリの「汗を感じさせない4Beat」という表現が言い得て妙。まったく電気を使っていないにも関わらず、メインストリームを行く「いわゆるJazz」とは異なる肌触りが、多くのファンにとって少しだけ違和感を抱かせた。
その最大の要因はSteve Gadd。今や大御所となったMichael BreckerやビッグネームのEddie Gomezの参加も重要だが、この演奏のキーは何と言ってもGaddのドラミング。Jazzとはリズムの微妙なズレが推進力を得る音楽であるとも言えるが、彼のon timeなバッキングはまるで「北斗の拳」のように完璧にツボを押さえまくる。50年代にありがちなJazzの比喩、グルーヴとかジャジーとかの形容詞が当てはまらない、まったく新しい感覚だ。
これをどう評価するかだが、私は断固支持。特にTee Bag, Young and Fineなどアップテンポの演奏をウォークマンで大音響で聴いた時のカタルシスはたまらない快感。このデビュー作は六本木ピットインでのライブ録音で、日本のレーベルが出したはず。国内盤がないのはなぜ?
最高です!
とにかく80年代のジャズ・フュージョンのライブアルバムの中で完成度の高さは5本の指に入ると思います。

マイケルブレッカーの、お得意の“ハラヒレ”ブロウ(音もでっかくて若々しいぞー)、スティーブ・ガッドの超人的ドラムソロ、ドン・グロルニクのシャープかつインテリを感じさせるピアノ、そしてリーダーであるマイク・マイニエリのラテンノリのヴァイブ。
何だかやもするとミスマッチになりそうな組み合わせが、完璧なコラボレートを演出しています。

1曲渡辺香津美が参加してて、このギターがまたカッコイイーのだ。


In Montreal

[ CD ]
In Montreal

・Charlie Haden & Egberto Gismonti
【ECM】
発売日: 2001-08-21
参考価格: 1,783 円(税込)
販売価格: 2,348 円(税込)
In Montreal
- 収録曲 -
1. Salvador
2. Maracatu
3. First Song
4. Palhaco
5. Silence
6. Em Familia
7. Loro
8. Frevo
9. Don Quixote
カスタマー平均評価:  5
まごうことなきECMの傑作
'89年のモントリオール・ジャズ・フェスティバルでのヘイデン8daysの一日、ジスモンチとのデュオ・ライヴ。 どこかのレビューで、このデュオを「水墨画」と「極彩色の油絵」に例えていたのを記憶しているが、まさに言いえて妙、である。前者がヘイデン、後者がジスモンチを形容しているが、 その対比が得も知れず聴き手を魅了する。 ジスモンチには、一言で言い表せない独特の個性があり、それは時に好き嫌いがはっきりと分かれるほどのものであるが、ここでのヘイデンとのやり取りでは、その個性の良い面が上手く引き出されているように感じる。個人的には時に奔放に跳ね回るジスモンチのピアノがたまらなく魅力的である。 まごうことなきECMの傑作の一つ、でしょう。
ヘイデン最高のデュオ作品
独特のベース奏法と美しいメロディが印象的な楽曲。チャーリー・ヘイデンといえば、まずこの2つが思い浮かぶ。そして、この2つの特徴を堪能できるのがデュオという演奏形式である。そのことを本人も知ってか、ヘイデンのデュオによる作品群は殊のほか多い。 そんな数あるヘイデンのデュオ作品の中で最も完成度が高いものと言えば、ブラジルの鬼才エグベルト・ジスモンティと共演した本作であろう。何故か自身のリーダー作以上に気合の入りまくった演奏をするジスモンティに圧倒されるが、そんな彼を支えるヘイデンもまた凄い。特に「マラカトゥ」「エンファミーリア」の美しさにはただただ感動するばかりである。 ヘイデンのファン、ジスモンティのファン、ECMのファン、ジャンルに関係なく良い音楽を聴きたい人は、迷わず買うべき奇蹟的な傑作。 評価/100点中95点
感動せずには聞けません!
私はキース・ジャレットからジャズピアノを聴くようになった口ですが、このCDを聞いてGismontiに乗り換えました。なんというかキースより人間的暖か味があるとでも言うか・・・。ブラジル出身というもの関係してるんでしょうか。ギター演奏も素晴らしい。
しかしCharlie Haden の名前が先に来てるのは何でなんだろう・・・。
やっぱり知名度が劣るせいかな?

ともかく鳥肌ものの音のさざ波に思わず感情が高ぶること間違いなし。
ジャズにこだわらず、良い音が聴きたい!という方にオススメです。


Smokin

[ CD ]
Smokin' at the Half Note

・Wynton Kelly Trio ・Wes Montgomery
【Verve】
発売日: 1989-11-21
参考価格: 1,127 円(税込)
販売価格: 1,188 円(税込)
Smokin' at the Half Note
- 収録曲 -
1. No Blues
2. If You Could See...
3. Unit 7
4. Four on Six
5. What's New?
カスタマー平均評価:  5
ウエスの最高傑作
リバーサイド・レコード時代のウエスに比べてヴァーヴ時代のウエスの評価は低いが、このハーフ・ノートのライヴ盤(うち2曲はスタジオ録音)の出来は最高。「ホワッツ・ニュー」「イフ・ユー・シー・ミー・ナウ」「ノー・ブルース」などのスタンダード曲がごきげん。ピアノのウイントン・ケリーは当時すでに下り坂と言われるが、「最後のきらめき」をこのアルバムで見せる。このアルバムではサイドマンであるが、ウエスに触発されたのか、熱がこもっている。ウエスは、このアルバムの後あたりからクリード・テイラーのプロデュースによる「イージーリスニング」路線に踏み込む。ウエス最後の「オーセンティック」なギタープレイ。この「青ジャケ」の続編に「赤ジャケ」のVOL.2があるが、そちらもお薦め。「赤ジャケ」のほうが、スタンダード曲も多く、ジャズ初心者にも向く。どちらも当然の5つ星。(松本敏之)
ウエス最高のライヴ!!!
何故かターンテーブル(否CDプレーヤー)に乗る回数の多い名盤である。 LPのA面がライヴ、B面がスタジオ録音という変則的なアルバムであるが、当時は珍しくなかった。寧ろ、厳選されたライヴ・テイク+スタジオ収録という内容であった事は、その後発売されたライヴ音源のみの「vol.2」がぱっとしないのを見ても分かる。 アルバムの名義はウエスであるが、内容的にはウエス&ウィントンという位、ウィントン・ケリーのプレイが素晴しい。 1曲目「ノー・ブルース」はかつてケリーがマイルスの元で演奏した曲である。何を弾いてもブルースになるウエスのこと、ここでのウエスは素晴しい。徐々に燃え上がっていく、ソウルフルなギターが聴ける。代わってケリーも縦横に駆け巡るピアノを聴かせる。朴訥なウエスより饒舌なくらいだ。チェンバースのベース・ソロも負けず熱を帯びている。 続く「イフ・ユー・クッド?」も泣かせる。ウエスの魅力の別の1面バラードの最高のプレイが聴かれる。ケリーのピアノから始まり、1音ずつ強調するように飛び出してくるギターは何回聴いても鳥肌立つ瞬間である。ブルージーに行きつ戻りつのフレーズで盛り上げていく、最高のブルース・シンガーである。 3?5曲目はスタジオだが、音質的にライヴとあまり差異はなく、続けて聴いても違和感はない。 熱きハード・バップ「ユニット7」、ウエスの名曲「フォア・オン・シックス」、名バラード「ホワッツ・ニュー」、太い音で訥々と歌うウエスのバックで煌くケリーのピアノの美しいこと…。 ウエスのライヴ名盤「フルハウス」よりおとなしめの印象だが、逆に飽きの来ない名盤である。
ヴァーヴ時代の最高傑作
リバーサイド・レコード時代のウエスに比べてヴァーヴ時代のウエスの評価は低いが、このハーフ・ノートのライヴ盤(うち2曲はスタジオ録音)の出来は最高。「ホワッツ・ニュー」「イフ・ユー・シー・ミー・ナウ」「ノー・ブルース」などのスタンダード曲がごきげん。ピアノのウイントン・ケリーは当時すでに下り坂と言われるが、「最後のきらめき」をこのアルバムで見せる。このアルバムではサイドマンであるが、ウエスに触発されたのか、熱がこもっている。ウエスは、このアルバムの後あたりからクリード・テイラーのプロデュースによる「イージーリスニング」路線に踏み込む。ウエス最後の「オーセンティック」なギタープレイ。この「青ジャケ」の続編に「赤ジャケ」のVOL.2があるが、そちらもお薦め。「赤ジャケ」のほうが、スタンダード曲も多く、ジャズ初心者にも向く。どちらも当然の5つ星。(松本敏之)
ヴァーヴ時代の最高傑作
リバーサイド・レコード時代のウエスに比べてヴァーヴ時代のウエスの評価は低いが、このハーフ・ノートのライヴ盤(うち2曲はスタジオ録音)の出来は最高。「ホワッツ・ニュー」「イフ・ユー・シー・ミー・ナウ」「ノー・ブルース」などのスタンダード曲がごきげん。ピアノのウイントン・ケリーは当時すでに下り坂と言われるが、「最後のきらめき」をこのアルバムで見せる。このアルバムではサイドマンであるが、ウエスに触発されたのか、熱がこもっている。ウエスは、このアルバムの後あたりからクリード・テイラーのプロデュースによる「イージーリスニング」路線に踏み込む。ウエス最後の「オーセンティック」なギタープレイ。この「青ジャケ」の続編に「赤ジャケ」のVOL.2があるが、そちらもお薦め。「赤ジャケ」のほうが、スタンダード曲も多く、ジャズ初心者にも向く。どちらも当然の5つ星。(松本敏之)
内容は素晴らしい!しかし3?5曲目は、9月22日スタジオ録音
LPをそのままCD化したもので、ファンならご存じのように、1?2曲目が6月25日(1992年発行のClaude SCHILOUCHのディスコグラフィーでは、24日となっており、1995年Verve発売の2枚組CD「Impressions」でも24日となっているが、1997年の「ジャズ批評No.90」では、25日となっている)ハーフ・ノートでのライブ録音である。曲に入る前に聴衆のざわめきが聞こえますよね。そして、3曲目以降は、ニュー・ジャージーにあるルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオ録音です。ライブでなくとも、名演です。ただし、「Four on six」のみ、ハーフ・ノートでのライブ音源が残っており、「The Complete "Smokin' at The Half Note"Vol.2」というCDに収められています。今のところ、この日のほぼ完全版(放送音源だったため、曲にアナウンスが被されている部分が有る)ライブが聴けます。これが気に入った方は、是非そちらも聴いてみて下さい。スタジオ録音と甲乙つけがたい名演奏です。さらに、時代を遡り、リヴァーサイド録音も聴いてみて下さい。既に完成されたウェス独特(ピックを使わない)の音が有ります!

Live at the Lighthouse

[ CD ]
Live at the Lighthouse

・Lee Morgan
【Blue Note】
発売日: 1996-04-29
参考価格: 2,122 円(税込)
販売価格: 2,249 円(税込)
Live at the Lighthouse
- 収録曲 -
1. Introduction by ...
2. Beehive
3. Absolutions
4. Peyote [#]
5. Speedball [#]
カスタマー平均評価:  5
フリューゲルホーンを口笛のように吹く男
まるで50年代後半から60年代前半の全盛期モーガンが息を吹き返したかのような充実した 快演だ。 メンバーも強力で、ヘヴィなサウンドでブロウしまくるベニー・モウピンをはじめ、 ボワンボロンと特徴的な音色でアクセントをつけるジミー・メリットに、とにかく飛んで 跳ねてよく転がりまくるハロルド・メイバーンのタッチがグレート! 「Absolutions」が特にたまらないね!とにかくグルーヴィーな空間がギュッと緊密に濃厚に 凝縮しまくったヤバイぐらいカッコよくて強力な1曲。モーガンのソロはハイノートを連発 する激しさはないが、本当に口笛でも吹くように軽快なリズムで吹いている。それなのに 信じられないぐらいのアドリブ、フレーズ連発でしびれまくりだ。病みつきになりますよ! 値段はちと張るが、リー・モーガンのファンなら絶対買っても損しないと思いますよ!
これぞJAZZ!!
 リー・モーガン以外のメンバーは小粒。サックスにショーターが居るとかすれば即買いしていたであろうが、メンバーと3枚組みというのがネックとなりしばらく購入を見送っていた。値段が安くなったせいもあって、今回購入に踏み切ったわけだが、もっと早く購入をしていればよかったと反省。私好みの熱い演奏が繰り広げられていた。この時代独特の曲調とこの空気がたまらないのです。
Neophiliaに降参
どの曲もいいけれどなかでもNeophilia!!。
バスクラリネットで始まるこの曲には本当に参ってしまう。
ベニー・モウピン、リー・モーガン、ミッキー・ロッカー、ハロルド・メイバーン、ジミー・メリット全員が何かに取りつかれたようにプレイしている。
何度聴いても飽きない。
リー・モーガン末期の傑作。
モーガン流「新主流派」宣言?
新主流派の流れの中で、モーガンはどこか不完全燃焼ぎみだったと思うのですが、このライブ盤はそんなリスナーの危惧をみごとに吹っ飛ばしてくれます。モーガン流「新主流派」宣言、ライブ盤、といったところでしょうか。
モーガンとリズム・セクションの意気が最高の一枚です。
この、ライト・ハウスでのライブはモーガン率いるクインテットである。
モーガンのメンバー紹介から"Beehive"に入る。"Beehive"とは"蜂の巣"と
いう意味である。急速調なテンポで、ベニー・モーピンのテナーの音もノリ
にノッている。モーピンから、モーガンへのソロ・チェンジの瞬間が聴き所

である!モーガンのトランペットがなだれ込むような感じで、パラッパー!と
凄いオープンで入ってくる。ここからのモーガンのソロは、もう一言では表現
できない。最高としか言えないが、これを支える、ハロルド・メイバーン(P)
ジミー・メリット(el-b)ミッキー・ローカー(ds)の手堅いプレイもモーガン

のトランペットを更に盛り上げていく。ローカーのドラムスをフューチャーし
た曲では!あるが、メイバーンのソロも良く指が動いていて、まさに"蜂の巣"
を、つっつく様なソロでとばしている!自分はこのアナログを20数年前に購
入をし、聴き潰してしまい、再度CDで購入をした次第である。曲によっては

多少、ダレル曲もあるが、バンドとしてのまとまりは最高の一枚である!
晩年のモーガンによる最高のライブである事は間違いは無い!お勧めです。


Concert by the Sea

[ CD ]
Concert by the Sea

・Erroll Garner
【Sony Jazz】
発売日: 1988-05-19
参考価格: 1,127 円(税込)
販売価格: 1,522 円(税込)
Concert by the Sea
- 収録曲 -
1. I'll Remember Ap...
2. Teach Me Tonight
3. Mambo Carmel
4. Autumn Leaves
5. It's All Right w...
6. Red Top
7. April in Paris
8. They Can't Take ...
9. How Could You Do...
10. Where or When
11. Erroll's Theme
カスタマー平均評価:  4.5
気分が晴れないときの「お薬」,
エロール・ガーナーと言えば、代表作はこの「コンサート・バイ・ザ・シー」。1955年の録音(ライブ)だから、もう半世紀も前のアルバムだ。とにかく明るく、そして軽い。まるで蝶がひらひらと舞っているような・・・・

明るい1曲目の「四月の思い出」はもちろん、4曲目の「枯葉」ですら明るいこと、5月の陽光のようだ。ただ、ガーナーの「演芸ピアノ」とも呼ばれるピアノのスタイル、好き嫌いがはっきり分かれるだろう。が、気が滅入った時、明るい気分にしてくれるこんなジャズはなかなかない。気分が晴れない時の「お薬」だ。一家の常備薬じゃなかった、一家に1枚エロール・ガーナー (松本敏之)
ノックアウト!
1曲目から完全にノックアウトされた。本当に素晴らしいアルバム。プレイヤーの熱気や想いがストレートに伝わってきて、聴いていると心がざわざわする。スウィンギー、とか、ブルージー、なんて言う言葉では言い表せない。私はこれぞ、ジャズの真髄だと思う。聴いて本当によかった、と思える名盤です!
ノックアウト!
1曲目から完全にノックアウトされた。本当に素晴らしいアルバム。ライブ録音、ていう理由もあるだろうけれど、熱気や演奏者の想いがストレートに心に入ってくる。「Swingy」「Bluesy」だとかのありきたりな言葉で言い表せない、まさにジャズの真髄といってもいいアルバムである。心の底から、聴いてよかった!と思えます。
カクテルピアノ
小難しいジャズと対岸にある心地よいジャズの代表格エロール・ガーナー。どんなお酒にもあう究極のおつまみである。洒落た気分を演出したい時、明るい雰囲気を演出したい時、このアルバム程ぴったりくるものはない。ミスティーこそ入っていないものの選曲も有名曲ばかり。リラックスした美しい旋律の波に漂って下さい。因みにこのCDが好きならジェラルド・ウイギンスの80日間世界一周やアーマッド・ジャマールなども好きかも。
気分が晴れないときの「お薬」,
エロール・ガーナーと言えば、代表作はこの「コンサート・バイ・ザ・シー」。1955年の録音(ライブ)だから、もう半世紀も前のアルバムだ。とにかく明るく、そして軽い。まるで蝶がひらひらと舞っているような・・・・

明るい1曲目の「四月の思い出」はもちろん、4曲目の「枯葉」ですら明るいこと、5月の陽光のようだ。ただ、ガーナーの「演芸ピアノ」とも呼ばれるピアノのスタイル、好き嫌いがはっきり分かれるだろう。が、気が滅入った時、明るい気分にしてくれるこんなジャズはなかなかない。気分が晴れない時の「お薬」だ。一家の常備薬じゃなかった、一家に1枚エロール・ガーナー (松本敏之)


Travels

[ CD ]
Travels

・Pat Metheny Group
【Uni/Ecm】
発売日: 1986-08-01
参考価格: 3,149 円(税込)
販売価格: 4,043 円(税込)
Travels
- 収録曲 -
1. Are You Going wi...
2. Fields, the Sky
3. Goodbye
4. Phase Dance
5. Straight on Red
6. Farmer's Trust
カスタマー平均評価:  5
時に彼の音楽は聴く者を選ぶが、このアルバムに関しては実にポピュラーである
彼の音楽にはジャズやフュージョンに留まらない幅広い音楽的要素があります。 特に環境音楽的と思われる曲が耳に入った途端、頭の中で映像化する事が多々あって、非常に心地よく、時間がゆっくり流れだし、聞き終わったと同時に清々しい気分になる。 それはまるで、彼らに新しい命を注ぎ込まれたかのようで・・充実感を感じることが出来ます
パットを知る上で絶対に押さえておかなければならない1枚
1982年6月22日から8月2日まで37コンサート、10月5日から11月24日まで43コンサート、計80コンサートをこなした中の最高のパフォーマンスを収めたライブ。

パット・メセニー・グループの歴史は、1977年、ゲイリー・バートンのグループを離れたばかりのパットが、74年にウィチタの音楽祭でライル・メイズ(p) と出会い、マイアミ大学時代の友人マーク・イーガン(b)、ダン・ゴットリーブ(ds)とで第1期パット・メセニー・グループを結成した事に始まる。翌年の78年にはグループ名義の初のアルバム「想い出のサン・ロレンツォ」を発表。透明感あふれるサウンドは大きな反響を呼んだ。79年にはセカンド・アルバム「アメリカン・ガレージ」を発表。初のグラミー賞のノミネーションを受ける。81年、ベーシストがマーク・イーガンからスティーブ・ロドビーに交代。グループの代表曲である「ついておいで」を含むサード・アルバム「オフランプ」を発表。アルバムは大ヒットし、初のグラミー賞に輝いた。 82年にはグループのツアーを収録した初のライブ・アルバム「トラヴェルズ」を発表。ライブとは思えないほどの精緻な演奏と音世界は多くの音楽ファンを唸らせた。このライブ・アルバムを最後にダン・ゴットリーブがグループを脱退する。

パットが当時使用していたのは、ギブソン・セミアコースティック・ギターES-175、イバニーズ・エレクトロニック12弦ギターAR112AV、ギルドのアコースティック・ギターD30、ローランド・ギター・シンセ・ユニットGR300とギター・コントローラG303だった。

パットを知る上で絶対に押さえておかなければならない1枚。
時間が止まる
タイトル曲 Travels を聴くと時間が止まります。
ウソではありません。本当に止まるのです。
言葉では説明できません。
「癒し」などという安っぽい言葉では表現できない
時間をも超越した音で包み込んでくれる名曲・名演なのです。

このアルバムは2枚組のライブ版ですが、PMGが演奏する Travels は

このアルバムでしか聴くことは出来ません。(トリオでの演奏は「トリオ99>00」に収録)
何もいうことありません!
 最高です。ライブアルバムのベストはと聞かれれば、僕は迷わずこのアルバムを上げます。スタジオ盤は凄いけどライブを聞くとどうってことないなんてバンドは数多くあるけど、パットのバンドは違います!スタジオよりもライブのほうがはるかに凄いです。僕も何度か彼のライブを見て頭が真っ白になった記憶があります。数多くのライブでも彼のバンドがベストでした。そんな凄まじい音がこのアルバムには記録されています。選曲も当時のベスト的なものですし、文句の付け所がありません。黙って聞いてください。


Spirit of the Moment: Live at the Village Vanguard

[ CD ]
Spirit of the Moment: Live at the Village Vanguard

・Joshua Redman Quartet
【Warner Bros.】
発売日: 1995-08-24
参考価格: 1,879 円(税込)
販売価格: 2,075 円(税込)
Spirit of the Moment: Live at the Village Vanguard
- 収録曲 -
1. Jig-A-Jug
2. My One and Only ...
3. Count Me Out
4. Second Snow
5. Remember
6. Dialogue
7. St. Thomas
カスタマー平均評価:  5
やっぱりジャズはこうでなきゃ。
若き四人のミュージシャン達の野心、エネルギー、センス、知性、そして演奏する喜びが、二枚組約150分になるこの作品にぎっしりと詰め込まれている。 聴き手の心を熱くするジョシュアのガッツ溢れるプレイ(そのテナーサックスの音、鳴りっぷりは最高)、ピーターの美しく華麗なピアノ(特にバラードでのリリカルなプレイにはため息が出る)、サウンドを支えるクリスのベース、そして要所で痛烈な一撃を加えるブライアンのドラムス。完璧とは言えないかもしれないけど、熱気がこちらまでビンビン伝わってくる最高の演奏だ。 この熱いスピリットを出来るだけ多くの人に感じてほしいと思う。 追記:このアルバムの音質は最高ですよ。
個性的なアレンジでライブの楽しい雰囲気が伝わってくるようだ。
メンバーをブラッド メルドー(p)からピーター マーティン(p)へ
クリスチャン マクブライド(b)からクリストファー トーマス(b)へとチェンジして
1995年ヴィレッジ ヴァンガードに望んだジョシュア レドマンのライブ音源。

個性派揃いのメンバーから、
自身の音作りに最適なメンバーへと変貌を遂げたカルテット。
新生カルテットの意気込みを感じさせる凄まじいパワーだ。

小気味いいキメが楽しい「Jig-A-Jug」から始まり「my one and only love」へ。
この曲はどうしてもコルトレーンと比較してしまうのだが、
ジョシュアのアプローチは正に新鮮そのもの。
しっとりとしたバラードから徐々にコルトレーンとは対照的な展開を見せていく。

こういったオリジナル作品の合間に時折挿入されるスタンダード曲は
色合いにアクセントをつけるようで聴いていて楽しい。
それも個性的なアレンジでライブの楽しい雰囲気が伝わってくるようだ。

一曲一曲が正に大作にふさわしい出来であり、
それがCD2枚組み全14曲に収まっているのだから
なんともお買い得ではないか。

しかし、大作だけに通して聴くのはエネルギーが要る。
じっくり腰をすえて聴くのをおすすめする。

tenor sax : Joshua Redman  piano : Peter Martin
bass : Christopher Thomas  drums : Brian Blade
ある意味頂点です。
ジョシュアの2枚組ライブ。ワンホーンカルテット。オリジナルの合間に適度にスタンダードを挟むという硬軟どちらのファンにも嬉しい選曲。キメキメの聴かせ所タップリのオリジナルは相変わらずカッコイイし、スローやバラード等でもソロ構築はドラマチック。私の苦手なトレーン風モーダルナンバーもありますが、基本的にはライブ特有の長尺演奏でも飽きさせません。それから、リメンバー(モブレーの名演あり)セント・トーマス(ロリンズの代表曲)等でジャズジャイアンツへさりげなくオマージュするあたり、ものすごい自信のあらわれ。

この録音当時のジョシュアの、ある意味頂点を記録したといいたいくらい充実した2枚組です。もっともジョシュア・レッドマンはひと所に留まっている人ではなく、この後も意欲作をコンスタントに発表している彼にとっては本作は経過点に過ぎないのでしょうが。まあとにかくこれぞジャズだっ、という楽しいアルバムです。


Serenity (デジパック仕様)

[ CD ]
Serenity (デジパック仕様)

・Stan Getz
【Emarcy】
発売日: 1991-05-21
参考価格: 1,409 円(税込)
販売価格: 1,522 円(税込)
Serenity (デジパック仕様)
- 収録曲 -
1. On Green Dolphin...
2. Voyage
3. Falling in Love
4. I Remember You
5. I Love You
カスタマー平均評価:  4.5
還暦ライブ
曲はvoyage以外はお馴染みのスタンダードナンバーだがどれも素晴らしい。 green dolphinは一般的なテンポよりもゆったりしているが、なんとも洒落ていてかっこいい。 I love you のエンディングではゲッツらしからぬ(?)フリーキーなソロを展開する。 四人の息がぴったり、そして聴衆が一体となってこの空間を演出している。 演奏を聴いても、最後のメンバー紹介を聞いてもわかることなのだが、なにしろゲッツ自身が非常に楽しんでいる。まさにserenityな(晴れ晴れとした)ゲッツの演奏が楽しめるライブ作品の傑作。
すばらしい
91年に亡くなる数年前の作品。コペンハーゲンにてライブ収録。晩年だというのに、演奏はあいかわらず天国的で痺れる。Kenny Barron、Victor Lewis、Rufus Reidとの絡みもぴったりで、それぞれのソロも質が高い。特に4曲目の「I Remember You」でのGetzとBarronの演奏は圧倒的。すばらしいの一言。
晩年が青春のゲッツ 
アート・ペッパーにしてもチェット・べーカーにしても晩年のプレイは往年を知るファンにとってつらいものであった。気力、体力が落ちたプレーヤーにとって、音色、フレーズ、イマジネーションなど様々な点での衰えは避けられない宿命なのかもしれない。ところがスタン・ゲッツの場合は全くといっていいほど、陰りが見えず、ますます素晴らしいプレイが展開されるではないか。SOUL EYESといいアニバーサリーといい、この期に及んで傑作を残していたゲッツの奇跡的な神通力はいったいどこに起因しているのだろう。On Green Dolphin Streetでのあくまでもメロディアスな歌心、Voyageでのハードで都会的なダンディズム、Falling in Loveでの優しく美的なバラード解釈、I Remember You、I Love Youとおなじみのスタンダードでもさえわたるゲッツのソロは当時、ロリンズ、ゴードンと並んでジャズの最も偉大なテナー奏者として君臨していたといってもいい。ケニー・バロン以下のリズム陣も快調で、ゲッツの古びる事のない斬新な演奏をうまくサポートしている。栄光と苦渋に満ちた人生の全てが恬淡とした気負いのない、しかし活力に満ちた演奏として結実したのである。コルトレーンのエピゴーネン(追随者)は数多くいるがスタン・ゲッツのまねは出来ない。類まれな創造性とそれを維持したゲッツの存在は今後とも光り輝くに違いない。
ジャケットのゲッツの表情
「Serenity」→「落ち着き」。まさに、落ち着いた感じのライヴ盤です。私生活では苦悩に満ちたゲッツでしたが、コペンハーゲンの地で彼の音楽は安息の地を得たかのようです。キリッとしたリズム・セクションの妙技にお客さんも敏感に反応、一体感があります。「Falling in Love」は、前年に亡くなったヴィクター・フェルドマンの作曲。ひたすら優しいバラードに、うっとりしてしまいます。
独特のゲッツ節が全開
ゲッツは死ぬ直前、コペンハーゲンのカフェ・モンマルトルで名盤「ピープル・タイム」を残しているが、これも同じ場所での晩年の87年録音で、「ピープル・タイム」と同じケニー・バロン(ピアノ)と共演。本盤はカルテットで、グリーン・ドルフィン・ストリート、アイ・リメンバー・ユー、アイ・ラブ・ユーなどおなじみの名曲がザクザク。本来はコペンハーゲンのラジオ局のための演奏だが、出来がいいのでCD化された。わずか5曲で全て10分あまりの長い演奏だが、ダレはなく、どの曲でも独特のゲッツ節が全開。いやはや、やっぱりゲッツはうまい。思わず引き込まれてしまう。(松本敏之)

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 更新日 2009年2月15日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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