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[ CD ]
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Intermodulation
・Bill Evans with Jim Hall
【Verve】
発売日: 1990-10-25
参考価格: 1,127 円(税込)
販売価格: 987 円(税込)
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- 収録曲 - 1. I've Got You Und... 2. My Man's Gone No... 3. Turn out the Sta... 4. Angel Face 5. Jazz Samba 6. All Across the C...
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カスタマー平均評価: 4.5
ハンパない 最初のデュオ(共演)だった、Undercurrentから4年経過し、表面的な印象はいろんなところでレビューされているように、「前作に比べてくつろいだ雰囲気」なのであるが、それはあくまでも表面にすぎない。
この二人のことである、そんなハンパな演奏はしていない。
ピアノとギターという同じ撥弦楽器(弦をはじいて音を出す)である関係上、同じ音階の音は似た音色に聞こえる。しかも両方とも和音が出せるため、演奏上最大で16音同時(ピアノは両手で10音、サスティーンペダルは考えず。ギターは6音)に出せる。ということは、和音であればそれなりに鑑賞にたえる音になるが、ジャズのようにテンションを多用している場合、不協和音のぶつかり合いや不要な音の重なりなど聴くにたえない音になってしまう。
それをこの二人はメロディーとバッキングの巧みな役割分担、フレージングの工夫、音数の制限、そしてトラックダウン時の音量とバランス調整(これはミキサーの仕事であるが)によって、みごとに上質の音楽に仕立てあげている。これは高度な演奏技術と卓越したセンスがあってはじめてできることであり、ハンパではできない。
でも、リスナーである僕らはそんなことは気にせず、くつろいだ雰囲気でふたりの音楽を楽しむことができるのだ。あー、なんという幸せ。
優しさ溢れるエヴァンスもいい 最初のジム・ホールとのデュオ作「アンダーカレント」は二人が お互いの演奏に触発されながら緊張感と燃えるようなインタープレイが聴ける名盤中の名盤だけど、その4年後、同じジム・ホールとのデュオ・アルバム「インターモデュレーション」から溢れ出すこのくつろぎ感は、一体何なんだろう? ピアノとギターがまるで互いに、優しく想いやる大人の恋人達の深い会話のようにも聞こえてくる。
アンダーカレントとの違いはジャケに現れている 1966年の発表、ということはエヴァンスもジムホールも30台のはず。ところがこのジャケットのイラストによる二人の枯淡の境地はどうでしょう?老けている事では他人のことを言えた義理ではないがこの元NHK鈴木アナとテズカオサムのローソク男のようなイラストはあんまりだ?しかしながら、この二人が組んでもけっして若々しくならないのは自明のこと。大人の音楽です。内容はアンダーカレントの再演、しかしジャケットの美しくなさ(コレはコレで好きだけど)が災いしてかイマイチマイナーですね。だけど、息詰まるようなやりとりが少し疲れるアンダー〜に対して、もう少し余裕というか、落ち着いて聴けるこちらの方がワタクシはお気に入りなのです。心なしかこちらではジムホールが抑えめでエヴァンス度が高い、にもかかわらず明るめのメロディを持つ曲を選んでいる。エヴァンスというとどうしても苦悩とか不幸のイメージを抱いてしまうけど、このアルバムはそんなエヴァンスを包み込むようなジムホールの甘くない優しさのようなものを通わせてくるのです。
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[ CD ]
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Return to Forever
・Chick Corea
【Universal Japan】
発売日: 1999-11-16
参考価格: 1,691 円(税込)
販売価格: 2,032 円(税込)
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- 収録曲 - 1. Return to Forever 2. Crystal Silence 3. What Game Shall ... 4. Sometime Ago/La ...
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カスタマー平均評価: 5
新しいジャズミュージック創造の記念碑的アルバム マイルス・デイビスの変貌によりジャズはエレクトリックやロックとの融合化を目指すようになり、一方で前衛と呼ばれていたニュー・ジャズやフリー・ジャズが袋小路に入り、それまでのような衝撃力を持ち得ない時代に突入したとき、新たな方向性を示す音楽が登場した。マイルスの元にいたウエイン・ショーターがジョー・ザビヌルらと結成したウェザー・リポートとチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーがそれだ。リターン・トゥ・フォーエヴァーはおよそこれまでのジャズと違った心地よく親しみやすい楽想で、エレキ・ピアノがこれほど効果的にポジティブに聴けること自体が驚きでもあった。アルバム・ジャケットもジャズのイメージから程遠く、健康的で昼間の音楽という感じである。この当時チック・コリアの言葉で彼の考えを端的に表した言葉がある。それはフリー(ジャズ)に対する彼の答えでもあるが「フリーとは美に対する選択と決定である」というものだ。つまりフリーを自己目的化する傾向にあった当時の前衛に対する警句であり、同時にコリアの美意識を吐露しているのである。この後フュージョンを中心とした新しい時代のジャズが席捲することになるが、このアルバムこそその記念碑的ポジションを示した名盤といえよう。
ジャズ史の流れを決定的に変えた超名盤 チック・コリアに関して多くの人に推薦したい作品の筆頭が、70年代ジャズに怒涛のフュージョン(今となっては懐かしい言葉です)・ブームをもたらすきっかけとなった、「かもめのチック(単純だけど何と美しいジャケットなのだろう!)」として神格化された本作。ジャズ史に燦然と輝く超名盤です。エレクトリック・ピアノの音色の魅力がこれほど耳を惹きつける作品はそうありません。しかし、電子楽器は意外や本作ではピアノと一部ベースだけ。聴き終わって、ジョー・ファレルのフルートとサックスやフローラ・プリムの声が印象に残りませんか。つまるところ、本作で展開されているのは決してロック化したジャズではなく、チックならではのラテン・リズムが強調された、正統派ジャズの延長だったのです。そのリズムが波のように寄せては返し、フローラの神秘的なヴォーカルがかぶさる1曲目、リズムの迫力全開の4曲目、一転して静謐な味わいの2曲目、そのどれもが素晴しいの一言に尽きますが、本作から1曲選ぶという難しい質問に答えるとすれば、3曲目になるのではないでしょうか。フルートがリードをとり(私はこのパートが自分で演奏したくてフルートを習い始めました)、その後チックのエレピがからんでくるあたり、そしてフローラのヴォーカル、それらが堪能できるこの曲を楽しめるなんて、人生捨てたものではないという幸福な気持ちに包まれます。是非1人でも多くの人にこの幸福感を味わってもらいたいと思います。
ジャズ界のみならずロック界にも衝撃をもたらした歴史的名盤 72年発表。ジョン・マクラフリンのマハヴィシュヌ・オーケストラとチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーはジャズ界のみならず、ロック・ファンの人間にとっても必聴盤となっているが、本作がそのデビュー作にあたる。60年代後半からロックではジャズの融合を試みるグループが多数出現したが、このグループはジャズからロックの方へ歩み寄ったグループの一つと言える。メンバーはチックの他、スタンリー・クラーク(b)、ジョー・ファレル(fl、sax)、アイラート・モレイラ(Dr)、フローラ・ビュリム(Vo、per) となっており、クラークは自身でもロック・フィールドでの活躍が目立つこととなる。1.などは絶妙にうまいが、フルートが入っていることから初期キャラバン辺りをイメージさせ、また雰囲気も穏やかな曲になっており、特にジャズを意識することなくすんなりと聞ける。12分の大作であるため展開も複雑だが、心地よいエレピの音色が独特の陶酔感を与えてくれるためか難解な印象はあまり受けない。2.はサックスの音色のせいかロキシーの『アヴァロン』のラストを思い起こさせるムーディな曲。こんなところにも影響を与えているのか・・・と思わず驚く。3.はジャス/フュージョンっぽいポップなヴォーカル・ナンバー。女性ヴォーカルのバックで柔らかなフルートとエレピがコロコロと転がる。良くあるタイプの曲だが、それだけに安心して聞ける。4.は23分超えの超大作。前半では前衛的なフリー演奏を以外とポップに聞かせている。徐々に盛り上がって中盤からはヴォーカルも入る、ある意味でプログレ的な展開を見せるが、上品なジャズ・ロックといった趣向だ。
この作品を聞くとハットフィールズなどのカンタベリー・ジャズ・ロックがどこを目指していていたのかが良く分かる。
これを歴史的名盤と言わずして何をか言わんや 『リターン・トゥ・フォーエヴァー』のアルバムは発売当時、ジャズ・ファンの間で賛否両論を巻き起こした後、大ヒットした作品です。従来の難解なジャズとは無縁のとても親しみやすいメロディを持っており、チック・コリアの作品の中でも一番好きなアルバムです。この作品が、フュージョン時代の幕開け、もしくはフリー・ジャズからフュージョンへのターニング・ポイントになったと感じました。
地中海に面したスペインの明るさが彼の音楽の至る所から聴き取れます。チック・コリアも最初、ラテンバンドからプロデビューし、その出自もあって、ここではラテン・テイストに彩られた生き生きとした演奏を繰り広げています。
チック・コリアのリーダー・アルバムであると同時に「リターン・トゥ・フォーエヴァー」というグループによる初の組み合わせによって生まれた斬新なアルバムですので、新グループ誕生によって生まれたジャズ界における化学反応だと思います。
チック・コリアの才能は勿論ですが、メンバーの個性あふれる音楽性がぶつかり触発されて更なるインプロヴィゼーションが生まれる過程において、このような後世にまで聴き継がれる名盤が生まれたのだと思っています。ジョー・ファレルの爽やかな音色のフルートや軽快なアルト・サックス、スタンリー・クラークのベース、アイアート・モレイラのドラムス、そしてフローラ・プリムのスキャットのからみは実に見事です。
ラストの名曲「Sometime Ago/La Fiesta」は、ラテンとボサ・ノヴァとジャズのテイストが交じり合い、重なり合い、互いに影響しあい、どんどん触発された音楽が展開されることで従来の音楽ジャンルでは捉えきれない魅力を内在したものとなったのです。
勿論、フュージョンというジャンルに分類してもいいのですが、少し前の時代を席巻したフリー・ジャズの難解さとは無縁の音楽という点に目を奪われると軽い印象を持ってしまいがちです。
物凄く奥が深いジャズで名盤の誉れが高いのは当然です。文句なし。
自由で軽い ジャケット通り、青い空を鳥が飛び回るが如くの軽快さをエレクトリックピアノの優しさが包みこみ聞いていてとても気持ちがいいです。その一方でリズム隊は熱く聞き応えも充分あるのですが、あくまで雰囲気を壊さないのが凄い。そして僕が一番びっくりしたのはこれが1972年にレコーディングされたということ。もう35年も前のことなのに、全く古さを感じません。ジャズやフュージョンに興味が無い人でも受け入れられるかなりの名盤だと思います。
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[ CD ]
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Speak No Evil
・Wayne Shorter
【EMI】
発売日: 1999-03-17
参考価格: 1,127 円(税込)
販売価格: 1,188 円(税込)
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- 収録曲 - 1. Witch Hunt 2. Fee-Fi-Fo-Fum 3. Dance Cadaverous 4. Speak No Evil 5. Infant Eyes 6. Wild Flower 7. Dance Cadaverous...
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カスタマー平均評価: 5
ショーターワールドがここに完成 誰もこのアルバムに「悪口を言えない」ほどに凄い作品だ。ショーターがデビューの頃から持っていた黒魔術(Ju Ju)的な魅力が、Night Dreamerで新主流派達のハードバップとうまくシンクロして来て、本作でで見事にその大輪の花を咲かせた訳だ。前作から引き続き使ったサイドマンであるエルビンジョーンズ(ds)、ハービーハンコック(p)、の二人が、ロンカーター(b)と化学反応を起こし、ショーターの目論んだオカルトジャズ的なサウンドのボトムを形成した。フロントを分け合うフレディーハバートの妖しく切り裂くようなトランペットもこの雰囲気にうまく解け合い場を上手に盛り上げる。そこにショーターがあのオカルト的なトーンでメロディを紡いで行く。どうしようもなく刺激的に脳髄を攻撃される。まるでどこか別世界に連れて行かれたかのように幻惑的で魅力的なサウンドにメロメロにされる。ここオカルト的なショーターワールドが完成したと言って間違いないだろう。ソーサラー、ネフェルティティの頃のマイルスの源流がここに聞かれる。ショーターをお聴きになろうとする方にお薦めの一枚であります。
このころのショーターが一番好きです。 発売当初はSpeak No Evilで始まるB面、A面(アナログレコードの時代ですよ)のどちらが良いか議論されていたらしいです。となると僕はB面が好きということになりますね。
このころのショーターは曲がかっこよくて、かっこいいフレーズがどんどん飛び出してきます。その中でもこのアルバムは当時のアルバムの中でも群を抜いて、かっこよく、色っぽい作品です。トランペットのハバード、ドラムのエルヴィンも最高です。
ショーターだからできたこの世界。 ショーターで一番好きなのは、ナイトドリーマーなのですが、一番好きだとかえってなかなか聞かなかったりします。wild flowerをエンリコピエラヌンツイがカバーしていてこの盤を聞くようになったらこの盤のよさもジワジワとしみてきました。やはりショーターだからこのゾクゾクとする世界が出せているのではないでしょうか。
マスト.アイテム ウェインのこの時期のBNのアルバム群はどれも捨てがたい魅力を持つものである。その中でも本作はもっとも素晴らしいものではないかと思う。アルバム全体に通底する魅惑的な黒さ、何時聴いても飽きることがない。というか、聴く度に何故か違って聞こえるような気がするのだ。70年代に向かってウェインの音楽はどんどんアブストラクトになっていくのだが、そういう気配を見せつつ、そうした資質と彼のメロディメーカーとしての本領が実にいいバランスになっていること、そうした彼の音楽を良く理解している最良のミュージシャンを揃えたことが、このアルバムを素晴らしいものにしていると思う。エルヴィン.ジョーンズの仕事が素晴らしい。もしこのアルバムのドラムが他の彼のアルバムのようにジョ−.チェンバースだったらこの雰囲気は出ない。 隙のない名盤だと思います。60年代のいわゆる新主流派といわれていたタイプの音楽が好きな方ならば、これは絶対持っているのではないか、と思われます。ていうか持っていないのが信じられない。そういうアルバムです。
ショーターの世界が凝縮された逸品 ブルーノートの代表作 ビー・ジェイ・レコードでデビューを果たしたウェイン・ショーターが自己の世界を確立していく姿をたどるならば、一連のブルーノートの録音を聞くのが定番だろう。ブレイキー、マイルスといった名伯楽に見出され、コルトレーンという巨星を目指しつつも、独自の路線を模索するスリリングな成長の過程を見ることができるからである。またマイルス、コルトレーンらモード開拓者世代から受け継ぎ、さらに洗練されたモードジャズを追求したショーターだが、同様に新主流派と目されたハンコックとのコラボレーションも大きな魅力である。後にVSOPなどで70〜80年代のジャズ・シーンをリードした二人の協調がすでにはっきりとした形で凝縮されている。ショーターのダークでやや硬質なテナーのトーンは、コルトレーンの影響を受けてはいるものの、一味違った新しさを持っている。ロリンズにも、ゴードンにも、ましてや凡百の50年代バッパー達にはもち得ないモダニズムがこめられているのだ。このアルバムのもう一つの魅力はジャケットのデザインである。ブルーのモノクロ写真とツートンになった上部の白にくっきりと刻印されたルージュのキスマーク。なんとも衝撃的でしゃれている。音楽の内容もビジュアルもハードボイルド・ロマンチシズムというジャズの本質を伝えているように感じる。この時期のショーターの音楽を聴くのに一番しっくりとくる時間帯は深夜、あるいは夜明け前だと思うのだが、これは人それぞれかな。
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[ CD ]
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My Favorite Things
・John Coltrane
【Wesgram】
発売日: 1994-06-16
参考価格: 1,127 円(税込)
販売価格: 1,188 円(税込)
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- 収録曲 - 1. My Favorite Thin... 2. Ev'ry Time We Sa... 3. Summertime 4. But Not for Me
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カスタマー平均評価: 5
アトランティック時代唯一の汚点? コルトレーンのテナーの逞しくぶ太いトーンが好きだ。カインド・オブ・ブルーからジャイアント・ステップスに続く上り龍のような勢いも凄い。そんなコルトレーンの魅力を集約したのがアトランティック時代だと思う。その頃の8枚のアルバムの中でどうしても「好きになれない」のが、この"MY FAVORITE THINGS"だ。まずいきなりのソプラノサックスに萎える。同じ音階の繰り返しも飽きる。やっぱトレーンはテナーでしょう。オルガンを弾くマイルスに、どこかはぐらかされた感じがして納得できないのと同様だ。トレーンに攻めの姿勢が感じられないのも嫌だ。このサウンドオブミュージックからの童謡はハードボイルドなコルトレーンに似合わない。ディズニー音源の"Someday My Prince Will Come"の二番煎じを狙ったのか?
寛ぎの"Every Time We Say Goodbye"もどこか頼りなく弱々しい。せっかく手に入れたエルヴィン・ジョーンス(ds)、マッコイ・タイナー(P)が勿体ないじゃあ?りませんか。お次の"Summer Time"の雄叫びでやや持ち直すが、最後の"But Not For Me"は音程が不安定でラフ過ぎる演奏が気に障る。あのシーツ・オブ・サウンドのコルトレーンがジャイアントステップスの後に発表したアルバムがこれじゃ情けない。
コルトレーンで1曲選ぶなら 間違いなくこの”My Favorite Things”だと思います。
僕は正直、コルトレーンはそこまで好きではありません。
後期の余りにも宗教的・求道的なインプロヴィゼーションには
ついていけない部分を感じてしまうからです。
「私のお気に入り」はどこまでもポップなメロディを持ち、
なおかつ心の奥底まで届く深み・音楽的な豊かさがあります。
ビートルズなら「リボルバー」でしょうか、あらゆる要素が
しっくりと噛み合っているのを感じます。
ただ静かに繰り返されるソプラノサックスの主旋律、そして
中盤流れる様に紡がれるマッコイ・タイナーのピアノは、何度
聴いても味わい尽くせない程の美しさ。至福の13分半です。
「ブルートレイン」よりも「至上の愛」よりも、まず皆に
薦めたい一枚です。個人的にライブでの最も良いバージョンは、
レコード”COLTRANOLOGY VOL.1”に収録されているものだと思います。
そちらは本作と同じメンバーで、20分を越える凄まじい演奏です。
コルトレーンのクラリネットも聴け、またピアノの透明感もスタジオ盤
より上です。
そうだ、コルトレーン、聴こう。 コルトレーンは難解で、暗くて、内向的で、権威主義的で、ジャズオタクが持ち上げすぎで、本来ジャズはもっと楽しいもので、、といった多くの批判がありながらも、それでも生き残って、多くの信者を、時代ごとに獲得していくのが、天才と呼ばれるものです。
コルトレーンファンにはもう説明不要のアルバムでしょうが、コルトレーンはちょっと重苦しくて、という人にとっても、各プレイヤーの「My Favorite Things」を較べて聞いてみるのは楽しいと思います。
コルトレーン、ビル・エヴァンズ、ウェス・モンゴメリー、サラ・ヴォーンなど、色々な面々が、本作を解釈しています。それを通して聞いてみると、それぞれ魅力的だし、その中のコルトレーンの面白さというものも、少し感じられると思います。
さらに、「サウンドオブミュージック」そのものや、映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のビョークの歌もありますし、久石譲のJRのCMなどもあわせて聞くと、作曲、編曲、アドリブとは何なのか、一つの曲を通じて、ジャンルを超えた音楽の多様性を体感できると思います。
コルトレーンらしさ 1曲目は、誰もが耳にしたことがあるであろう名曲。
このテイクは、コルトレーンにとっての最高のテイクなのだと思う。
マッコイが全く何も出来ずに、ソロの部分でテーマを繰り返すだけなのが何ともみじめだ。
マッコイは、まさかコレが残ってしまうとは思っていなかったのではなかろうか?
そういった部分で、コルトレーンの朴訥なイメージを覆してくれた一作。
ソプラノサックスが歌う快進撃への序曲 この後演奏され続ける事になり、まさに題名通り"My Favorite Things"となったヒット作の記念すべき初演。彼らしい論理的なフレイジングよりもペンタトニックを軸とした歌うような演奏が出色で、ビブラートを伴わず泣き叫ぶようでもあり歓喜の雄叫びのようでもあるそのプレイは極めて個性的だった。これらを可能としたのが、おそらくはソプラノサックスとの出会いだったのではないだろうか。そしてマッコイの両手が生み出すハーモニーとリズムの調和、速度とグルーブ感を制御するエルヴィンのドラムスを得た点が最も重要な要素であった事は言うまでもない。さらにこの曲の延々と同じビートを刻み続けるベースや方法論は60年代のロックバンド、特にL.A.のウィスキー・ア・ゴー・ゴーで同時代に演奏していた事もあるドアーズに大きな影響を与えている。既にロッククラシックとなった大ヒット曲"Light My Fire"が正にそれである。
「より旋律的であること」をテーマにしたかのように著名作のカバーを揃えておりtrack3と4のテナーもいいが、寡黙ながらも深い解釈で聴かせる"Everytime We Say Goodbye"も含め、本作は「サックスなら歌える」と控え目ながら語っていた彼の言葉通り、肉声に限りなく近づく術を発見したソプラノサックスのリリカルな表現に尽きると思う。
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[ CD ]
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John Coltrane & Johnny Hartman
・John Coltrane with Johnny Hartman
【Impulse】
発売日: 1995-06-27
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,485 円(税込)
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- 収録曲 - 1. They Say It's Wo... 2. Dedicated to You 3. My One and Only ... 4. Lush Life 5. You Are Too Beau... 6. Autumn Serenade
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カスタマー平均評価: 5
John Coltrane & Johnny Hartman 感動無しでは、聴けません。ハーマンのボイスとコレトーンのサックスが涙ものです!!
疾走しないコルトレーン、究極のバラード ジャズ・ファンなら誰でも知っている逸話だが、このアルバムのレコーディングの時期、ジョン・コルトレーンはマウス・ピースの調子が思わしくなく、いつものようにブロウしまくって疾走するコレクティブ・インプロビゼーションが出来なくなってしまったといわれている。その時やむなくバラードのアルバムを3枚レコーディングすることとした。それが本作と『バラード』そして『デューク・エリントンとコルトレーン』だ。
このアルバムは是非ともクリスマス・イブに彼女と聴いて欲しい作品だ。続けて『バラード』を聴くのもいいような気がする。ロマンチックなロマンチックなアルバムだ。ひたすら自らのジャズ道を求め極めようとするジョン・コルトレーンの楽器トラブル故の、ほっとして強さが脱けたテナーの優しい響きは何ものにも変え難い魅力で一杯だ。
閑話休題、ジョン・コルトレーンのアルバム『バラード』、『ジョン・コルトレーンとジョニー・ハートマン』そして『デューク・エリントンとコルトレーン』を聴かずしてジャズを語るべからずだ。
やはりアナログがいい! 以前から好きだったこのレコードを、今回、LPレコードを買って聴き直してみました。サックスの音の深さ、前に出る存在感、ボーカルの息使い、軟らかさ、すべてが期待通りでした。CDもSACDも、まだまだLPの音には敵わないと実感してしまいました。
心や休まる温かいヴォーカルとリリカルなテナー・サックス ジョニー・ハートマンのビロードのような優しく包みこむ声の雰囲気がアルバムのトーンを決定付けていますし、ジョン・コルトレーンが見事なバラード・プレイを披露しており、傑作だと評価されている作品です。全6曲、収録時間31分強という現在のCDではあまりない短さですが、1曲1曲がどれも聞き惚れてしまうくらいの完成度を誇っており、ステキな出会いを果たしたことで見事な演奏が出来あがったという見本のようでした。
激しく吹きまくるコルトレーンのイメージに合わない、という評もありますが、何回聞いても飽きがこないだけでなく、どんどん良さが深まっていきます。マッコイ・タイナーのピアノもいいですし、他のメンバーも控えめな演奏で好感がもてます。
1962年秋から63年春にかけては、本作の『コルトレーン&ジョニー・ハートマン』のほか『デューク・エリントン&コルトレーン』、『バラード』という愛すべき録音が残されています。この情感溢れる作品群が同時期に収録されたことに対して、コルトレーンのマウスピースの調子が悪かったので、激しくブローできなかった、早いパッセージが吹けなかったという話がありますが、これだけ内なる思いを飾らずストレートに表現しえたということによってコルトレーンの名声を確実に高めています。ヴォーカルとサックスの巨星が成し遂げたバラード集として後世に残る所以だと思います。
真面目で直向なコルトレーンが、ここでは自分を解放しリリシズムに酔っているかのように聞こえます。名歌手の歌唱同様、奏でられる音の一つ一つをじっくりと味わいたくなります。ヴィブラートも過剰ではなく、曲の良さを最大限に表現しているこのアルバムは、これからも多くの方に愛されていくことでしょう。
買いです。 コルトレーンの良いリスナーではないという自負があるので、僕にとってこのアルバムは大好きなジョニー・ハートマンの作品です。このハートマンやビリー・エスクアイアらの漆黒のクルーナーの歌声はきっと黒人の最も好むプロトタイプのひとつなんでしょう、アナログで今でも好んで聞く「ニューポート 72」というライヴ盤の冒頭に収められたハートマンの歌声には、マーヴィン・ゲイらのライヴで頻繁に聞かれる黄色い声援がやたらと聞こえます。このアルバムでのハートマンの歌声もそれらを容易に彷彿とさせてくれるものがあり、コルトレーン云々を抜きにしてひとつのヴォーカル・アルバムとして成立しているように思われます。コルトレーンの側から見ればとんでもないことだとは思いますが。余談ですが、僕はここでの「ワン・アンド・オンリー・ラヴ」とチェット・ベイカーの「レッツ・ゲッツ・ロスト」に収められた「ワン・アンド・オンリー・ラヴ」を続けて聞くと、ミュージシャンの立ち位置の違いが同じ曲をこうまで違って聞かせるものなのかとつい余計な感慨に耽ったりしてしまいます。
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[ CD ]
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Light as a Feather
・Chick Corea and Return to Forever
【Verve】
発売日: 1990-10-25
参考価格: 1,127 円(税込)
販売価格: 1,164 円(税込)
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- 収録曲 - 1. You're Everything 2. Light as a Feath... 3. Captain Marvel 4. 500 Miles High 5. Children's Song 6. Spain
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カスタマー平均評価: 4.5
代表曲「スペイン」を含むセカンド 73年発表の2nd。1stを踏襲した作品だが、彼らの代表曲である「スペイン」を収録しているため、グループとしては有名な作品となっている。前作よりも本来のジャズ的指向が高まったものの、3.や4.のようなカンタベリー・ミュージックに強い影響を与えたであろう曲も含み、そちらのファンにも十分に楽しめる内容になっている。
1.はチックのエレピにフローラのヴォーカルが乗るジャズ・ボーカルのスタンダードものといった感じの曲であり、 ボッサの雰囲気を持ったいわゆる完全なジャズの曲である。ブラシによるドラムスもサックスのリードも、そのイメージそのままだと思う。2.は10分超えの大作。やはりジャズ的要素が強いが、ゆったりとした演奏の中にいわゆるジャズ・ロック的な要素は強く感じられる。3.はいわゆるカンタベリー・ミュージックに強い影響を与えたであろう、ジャズ/ジャズ・ロック的な曲。柔らかいフルートの音色が心地よい。4.もヴォーカル・ナンバーだが、ナショナル・ヘルス辺りと何ら違和感のない演奏を聞かせる。彼らが更に上手くなったらこういう演奏をしていたと思う。未聴の方はぜひ聴いてほしい。5.はメランコリックで美しい小品。サティ辺りの雰囲気を感じさせる。
長男'sレビュー チックコリア&RTFでおなじみの作品です。3曲の歌もののラテンテイストが聴き心地がよいです。
6曲目のスペインは、最近お茶のCMでおなじみになりましたね。
チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー万歳! チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァーの第1作「Return to Forever」に続く第2作。第1作に比べると地味ではあるものの、パフォーマンス内容は同レベルだと思う。前作に比べるとフローラ・プリムのヴォーカルが前面に出ているので、このアルバムの方がジャズというよりはポップっぽい。一番有名な曲は「Spain」だと思いますが、その他にもフローラ・プリムのヴォーカル、チック・コリアのエレクトリックピアノ、スタンリー・クラークのベースラインが絡まったカッコいい曲が収録されています。またこのCDは、オリジナル盤(CD一枚目)に未収録の10テイク(CD二枚目)を追加したものです。「Spain」は3テイク、「What Games Shall We Play Today?」は4テイク、「Light As A Feather」、「3.500 Miles High」、「Children's Song」はそれぞれ2テイク入っています。バンドメンバーが演奏についてディスカッションしている様子なとも分かって面白い。
要望 ユニバーサル(ポリドール)、サッサとリマスター盤を出すように。 一体いつまで十何年前にプレスされたものを聴かせるつもりなのか。
ファーストの素晴らしさとはかけ離れたセカンドアルバム Return To ForeverのファーストはECMの大ヒットアルバム。あのマイルスが、ウェザー・リポートには感心しなかったのに、チックのファーストは認めていた程。ところが、レコード会社が変わり、プロデューサーがマンフレット・アイヒャーから、チックに変わったため、ファーストの神々しい緊張感と心地よさのバランスが崩れてしまった。まず、フローラ・プリムのボーカルが、ファーストの神秘的な歌声から、脱力感溢れる鼻歌になってしまった。これで一気にテンションが下がった。このアルバムでまともに聴けるのは、最後の2曲だけです。それ以外は、聴く気がしません。この2曲だけのために買いましょう。なお、これ以降、グループ名は同じでも、ファーストからどんどん落ちて行き、崩壊します。ここまでで止めとくべきでしたね。残念な1作です。
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[ CD ]
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Open Sesame
・Freddie Hubbard
【Blue Note】
発売日: 2001-12-20
参考価格: 1,127 円(税込)
販売価格: 1,188 円(税込)
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- 収録曲 - 1. Open Sesame 2. But Beautiful 3. Gypsy Blue 4. All or Nothing a... 5. One Mint Julep 6. Hub's Nub 7. Open Sesame [Alt... 8. Gypsy Blue [Alte...
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カスタマー平均評価: 5
威風堂々 若き活力に満ち溢れた、フレディ・ハバードのデビュー作。
ジャケットのハバードの堂々とした立ち振る舞い、そして少し幼さも残る笑顔に
「これは!」と何か閃きの様なものを感じて聴きましたが、素晴らしい作品でした。
全6曲(別テイクを入れると8曲)非常にバリエーションに富んだ内容で
通して楽しめます。
終始一本調子のハードバップのアルバムをよく見かけますが、これを見習ってほしい所。
中でもティナ・ブルックスによる1曲目と3曲目は秀逸。
印象的なイントロ、途中で転調を挟む展開と非常に鮮やかな出来映えです。
また彼の吹くテナーサックスの音色も落ち着いた、ムードあるもの。
この作品は彼の貢献が非常に大きいと言えるでしょう。
若さに乗った力強い作品。かなりいかついリズムで進む曲もあるのですが、
全く聴いていて疲れません。激しい曲の中にも豊かな情感、安らぐ空気が
流れています。そこらへんが天才たる所以ではないかと思います。
まさに天才現る!! 最も現代的でいて、最もスタンダード、そして確かな技術と歌心を持ったFreddie Hubbardのデビュー作である。タイトルになっている一曲目のOpen Sesameは彼が天才と呼ばれた理由のよくわかる。曲の頭から終わりまで全てかっこいいのだ。しかも無理がない。まさにJazzのかっこよさを凝縮したような曲である。その上このCDのすごいところは、六曲すべてがかっこいいのだ。幼稚な表現のようだが、聴けばわかるかっこよさがこのCDにはあるのだ。選曲も非常に気に入っている。
才能のかたまり リー・モーガンやドナルド・バードといった新世代のトランペッターがクリフォード・ブラウンの後を追って華々しくハード・バップシーンのトランペッターとして登場したが、そんな彼らをと一味違った新しさを携えて登場したのがフレディ・ハバードだ。トランペターがややもすると陥りがちな、クリシェから脱却したフレイズは新鮮そのものであった。それはフリーと新主流派的なモードを貴重とした目くるめくテクニックや因習的なフィンガーワークと無縁な新たなトランペットスタイルによって可能になったのであろう。ハバードのワイドレンジな活動は器用貧乏という批判もあるが、これだけ有能なトランペッターは60?70年代いや80年代を通じてもいなかったのではないだろうか。このアルバムはそんなハバードのデビューアルバムだが、すでに円熟し完成されたテクニックには舌を巻くばかりだ。
スカッとハードバップ ご存知F・ハバードのBN初リーダー作。ジャケットはハバードの自信に満ち溢れた笑顔が印象的で内容も充実。デビュー作ということで何も失うものはないといった演奏が魅力的な1枚。サイドメンもTSのT.ブルックスも好演。幻の...といった形容詞がよく使われるこの奏者、非常に歌心のあるソロを聴かせてくれます。この6日後の録音のBN4041のTRUE BLUE/T.BROOKSと合わせてどうぞ。
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[ CD ]
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Nocturne
・Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba
【Verve】
発売日: 2001-05-08
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,485 円(税込)
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- 収録曲 - 1. En La Orilla Del... 2. Noche De Ronda (... 3. Nocturnal 4. Moonlight (Claro... 5. Yo Sin Ti (Me Wi... 6. No Te Empenes Ma... 7. Transparence 8. El Ciego (The Bl... 9. Nightfall 10. Tres Palabras (T... 11. Contigo En La Di...
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カスタマー平均評価: 5
kokoroが落ち着く ヘイデン氏によるキューバン・サウンド集。とにかく癒されるし、落ち着く。ピアノトリオでもいい作品に成り得ただろう。いつになく寡黙なルバルカバのピアノが素晴らしい。ラバーノやサンチェスのサックスもいいところで泣いているが、特筆すべきはフェデリコのバイオリンが隠し味で否応なく哀愁をかきたてる。深まる秋にこの官能的なサウンドはぴったりだ。どの曲も甲乙つけがたいが、好みでいえば、Three Words が一番胸に沁みる。決して聞き飽きることのない名盤誕生である。
哀愁ある美しいサウンドが楽しめます こちらも世界最高峰のベーシストの1人であるチャーリーヘイデンが、キューバ出身のピアニストであるゴンサロルバルカバと組んで作ったキューバンバラード(ボレロ)アルバムです。
キューバンバラード(ボレロ)といわれても、よくわからないのですが、日本人の琴線をくすぐる哀愁に満ちた美しく、物悲しいジャズサウンドになっています。
その一翼をになっているのが、tr2で参加しているgのパットメセニーももちろんなのですが、それ以上の大活躍をしているのが、vlnのフェデリコブルトルイスと、tsの2名。このアルバムの特徴である美しい物悲しさを倍加させているのが、このメンツたちのプレイといっても過言ではないと思います。
もちろん、ゴンサロのp、ヘイデンのbも、静謐で美しいプレイを聞かせてくれます。落着いた、癒しの音楽をお探しの方にも、ピッタリの素晴らしいアルバムです。
名曲 名演奏 好録音 このCDはメキシコとキューバの歌曲を原曲のメロディーを大事にして演奏したものの他にヘイデンの自作曲を若干加えた構成になっています。例えればコルトレーンの「バラード」と同じような発想のプロデュースだと思います。
パッとメセニーは #2 一曲のみの参加。アコースティックギターです。
Armand Manzaneroの曲「El Ciego・ The Blind」をバイオリンをフィーチャーして奏でた#8は物悲しいメロディで感傷的な気分に満たされ心をも打たれます。日本とキューバ、メキシコというかけ離れた土地の人間が音楽に対して似通った好みや心情をいだいている事が感じられ不思議な想いに駆られます。
自分がじっと座ってこういう音楽を楽しむ事ができるようになるとは若い時には考えられませんでした。歳をとるのも悪くないですね。
録音が良いというか楽器の音色がすばらしいので、オーディオ機器に趣味のある人が機械を試すのにもいいのではないでしょうか。
過去5年でナンバーワン 僕は過去5年間に大好きな不動の一枚がありましたが、あっさり抜いてナンバーワンです。
本当に素晴らしいです。カスタマーレビューを読んでイメージした以上の音が溢れて来ます。
レビューを丁寧に書いてくれた皆さんに心から感謝します。
絶対にお薦めの1枚 しっとりと流れるように奏でられた一つ一つの音に、情熱が、心が込められている、そんな美しい、美しい演奏です。ゴンザロ ルバルカーバ,チャーリー ヘイデンの素晴らしさは言うまでもありませんが,フェデリーコ ブリトス ルイスのバイオリンのつややかな美しさ、イグナシオ ベローアの決して出すぎず、揺らぎのない演奏も見逃せません。 パット メシーニの2曲目のソロ、もちろんこのCDで演奏しているミュージシャン全員が素晴らしい。 カナダのジャズフェスティバルで彼らが演奏をしたとき、CDの注文が殺到し、何度取り寄せしても在庫が間に合わない状況が2ヶ月続いたそうです。
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[ CD ]
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The Road to You: Recorded Live in Europe
・Pat Metheny Group
【Universal/Geffen】
発売日: 2006-02-06
参考価格: 1,503 円(税込)
販売価格: 1,350 円(税込)
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- 収録曲 - 1. Have You Heard 2. First Circle 3. Road to You 4. Half Life of Abs... 5. Last Train Home 6. Better Days Ahead 7. Naked Moon 8. Beat 70 9. Letter from Home 10. Third Wind 11. Solo from More T...
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カスタマー平均評価: 5
ヨーロッパ・ツアーから、ベストの演奏の数々 90?91年にまたがるヨーロッパ・ツアーでのステージでの最高級のライブ・パフォーマンスを聴くことができる。中でも15分に及ぶ劇的な作品「Half Life Of Absolution」は圧巻である。アルバムのラストを飾るギターソロ「Solo From 'more Travels'」は、研ぎ澄まされた美しさを感じさせる。ピアノ;ライル・メイズ ベイス;スティーブ・ロドビー ドラム;ポール・ワーティコ パーカッション、ボーカル;アーマンド・マーサル ボーカル、パーカッション;ペイドロ・アズナール など、メセニーのサウンドを支えるメンバーもすばらしい。
盛上るヨーロッパツアーの様子を収録したライブアルバムです 93年に発表された、パットメセニーグループによるヨーロッパツアーの模様を収録したライブアルバムです。
よくライブアルバムを評するのに、楽曲を完璧に演奏しているのに加え、ライブならではのドライブ感もあると言われますが、このアルバムなど、まさに、その表現が相応しい1枚といえるでしょうか。楽曲の完璧な再現、ライブならではのソロプレイ、そして観衆のノリが揃ったまさにライブアルバムの名盤といえるアルバムだと思います。
少々残念だったのは、必ずしも代表曲ばかりのレパートリーにはなっていないこと。ただ、ライブ向きの曲が多いのも確かであり、ないものねだりといえるでしょうか。
パットファンであれば、聞いて損のない1枚です。
ボーカルの新しいスタイルを作った 1991年のパット・メセニー・グループのヨーロッパ・ツアーを収録したLive。
最初の2曲、『Have You Heard』と『First Circle』が特に素晴らしい。聴き込めば聴き込むほどメセニーのギターの音色と、メイズのキーボードの音色と、ペドロ・アズナールのボーカルの音色がピッタリなのが良く分かる。特にペドロ・アズナールのボーカルは聴けば聴くほど癖になる素晴らしさ。思わず仕事中もハミングしてしまう。この人はボーカルの新しいスタイルを作ったと言えるのではないかと思う。
車で聴きたいLive!!
臨場感爆発。彼らのライヴに行った人が羨ましい! 名作「レター・フロム・ホーム」発表時のライヴ作品。もともとは1993年に日本盤が出ていたが諸々の理由で廃盤になっていた作品をデジタル・リマスターしてノンサッチレーベルから再発売。
「ミヌワノ」を合唱しているオーディエンスの怒声を突っ切るように始まる一曲目の「Have you ever herd」から、スタジオ録音のような澄んだ音が紡ぎだされていて上手さに当然のように舌を巻いてしまうのだが、前ライヴ作「トラヴェルズ」よりもパッションというか、ライヴでのノリが強く感じられる力強い演奏が特色となっている。パットのギターシンセが目立つオリジナル曲も多く収録されているのも価値が高い。少々ペドロ・アズナールの高音ヴォイスが少々息切れしているところもあるが、これは聴き手の愚痴のレベルの問題で、全く問題なし。今回のリマスターで、会場の空気に演奏が乗っていくのを直に感じるような臨場感がさらに増したのが特に嬉しい。
なお、この時期のライヴで彼らの代表曲ばかりあつまった韓国でのライヴ作品「In concert」が2002年に韓国のkang&Musicレーベルから発売されている。そちらはパットのギターソロ曲の代わりに「Spring Ain't has come」や「minuano」が同メンバーで収録されており、「Straight on Red」など、ライル・メイズの力量が冴えまくる様子と、サンバ?ブラジル音楽に傾倒していた当時のPMGの志向がうかがえる演奏が聴ける。大きな輸入レコード店に行けばあると思われるが、将来アマゾンで買える様になることを切に願う次第だ。
これは、 いわゆる無人島ディスクってやつですね。
PAT METHENYでどれか一枚だけ選べと言われたら、このアルバムにします。
すごくとっつきやすい中身なので、いろんな時に聞けます。そして、元気になれる。
自分的には、FirstCircleのライルのピアノがイチオシです!
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[ CD ]
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Now He Sings Now He Sobs
・Chick Corea
【Blue Note Records】
発売日: 2002-06-13
参考価格: 962 円(税込)
販売価格: 1,188 円(税込)
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- 収録曲 - 1. Steps - What Was 2. Matrix 3. How He Sings, No... 4. Now He Beats The... 5. The Law Of Falli... 6. Samba Yantra 7. Bossa 8. I Don't Know 9. Fragments 10. Windows 11. Gemini 12. Pannonica 13. My One And Only ...
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カスタマー平均評価: 4.5
アルバムの出来は☆☆☆☆☆ですが・・・ リマスターした本盤を聴いてがっかりした。
ピアノとベースのサウンドバランスが崩れている。
ヴィトウスのベース単体で見ても、白人特有の前ノリのドライブ感が希薄。
リマスターすれば何でも良くなるというわけではない。
私はリマスタリング前のものを聴いて楽しんでいます。
ピアノ・トリオの最高峰 約30年前に聴きまくっていたLPを、30年ぶりに改めてCDで聴いてみた。
いきなりの驚愕。こんなに凄いグルーヴだったのか!しかも、3人の生楽器の生演奏でここまでやっていたとは!「グルーヴ」という言葉をそう簡単に使ってはいかんと反省。
後にReturn To Foreverで聴かれることになるフレーズやコード進行が随所に現れる。同時に、2年後のチックのソロに聴かれるリリシズムも、この作品で十分に披露されているではないか!
この数年後、チックはReturn to Foreverを、ヴィトウスはWeather Reportを結成する。そういう意味でも、ジャズの新たな夜明けを暗示する奇跡的な傑作だった。
ピアノとベースとドラムが対等にinteractするピアノ・トリオの最高傑作(の1つ)。全音楽人必聴。
BGM:映画『サンチャゴに雨が降る』はどこへ行った?
幻惑される 個人的にはザビヌル、ジャレット、コリアの順に好きなのだが、本作と『MY SPANISH HEART』を聴いているときは「ああ、やっぱりチックが一番いいなあ」と幻惑されてしまう。いずれのアーティストも天才なわけであるから優劣がつけられないし、そもそもまったく別の音楽をやっているので死ぬまでには彼らの音楽をすべて聴きたいとすら思うのだが、逆に死んでからでも聴いていたいと思わせるチックの作品を唯一挙げろといわれたら、迷わず本作だ。ちなみにヴィトウスが好きだから極論というわけでもないが、初期ウェザー・リポートを除けばヴィトウスの本領はこういったチックの作品でも堪能できる。
フュージョンの傑作 名盤「リターン・トゥー・フォエーバー」の前駆的作品。すぐにチック・コリアと分かる独特で新鮮なタッチのピアノは、当時のジャズ界にショックを与えた。スタンダードの名曲「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」も主旋律を隠すように演奏、チック独自の世界を聴かせる。一番の聴き物は5曲目のチックのオリジナル曲「ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス」この盤より「リターン・トゥー・・・」が有名になり、全世界で百万枚 以上を売り上げたが、今聴くとこのアルバムのほうが新しさを感じる。それは旧来のジャズとフュージョンが融合している趣があるからだ。フュージョンと呼ばれるジャンルのジャズは、今聴くと古びて陳腐なものもあるが、この一枚は別格。時々聴きたくなる一枚。この値段なら買って絶対に損はない。(松本敏之)
一期一会 とても人気のあるピアニスト、チック・コリア(pf)が生んだ最高傑作が本作品「Now He Sings, Now He Sobs」であると思う。 1968年の録音なので、その後の彼を評価していないように見えてしまうカモ知れないが、日本人が制作したアブストラクトな「Circle」での熱演や、ECMに残した「Piano Improvisations Vol.1 and Vol.2」の美しさもこよなく愛している。 でも、やはり「Now He Sings, Now He Sobs」には敵わないと思う。 その中でも「Steps-What Was」で、5:00頃からのロイ・ヘインズ(ds)ドラムソロに続き、待ちかねたように、チック・コリアとミロスラフ・ヴィトウス(b)が7:33頃から登場する。この辺りには何時聴いてもゾクゾクとしてしまいます。ベーシストの熱演が光る。
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